2017年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
無料ブログはココログ

« 演奏会のお知らせ | トップページ | ストラディヴァリウス コンサート 2016(9/13) »

2016年9月27日 (火)

NHK カジュアルクラシックコンサート@立川(9/9)

(一体いつのブログを書いているのだ>自分)

長い長い演奏会ブランクを経て、新シーズンの最初に実に相応しい(?)コンサート。2006年9月からはや10年たったのか・・・と、感慨深いものもあった。

ヴァイオリン:大宮臨太郎・松田拓之
ヴィオラ:坂口弦太郎
チェロ:山内俊輔
ピアノ:高橋希
オーボエ:小林裕

(敬称略)

ホールは立川市民会館。数年前にリニューアルされて、だいぶ響きもよくなったのだが、多目的ホールにありがちで、音が後ろ方向に響いていく。なので、ステージ上ではまろやかな響きとして感じられているのではないかと思うが、客席では大人しい音として認識される。彼らの平素の音を知っているだけに、少々物足りなさを感じたのは事実。

このブログ、そしてトップ画面のプロフィールからリンクできる以前のブログで検索すると、このコンサートのブログがゴロゴロとヒットするし、同じような内容も何度も書いているので、今回は話題をピックアップしてみよう。

まずは編曲。

裕さんをのぞく5人が、このコンサートのために演奏を始めてから長らく、長山善洋氏が編曲をしていた。最初のコンサートでは、演奏もしましたね。大宮氏が留学中には、別の編成用のアレンジも長山氏でありました。そんなこんなで10年たち、1年前ほどから、鳴海周平氏による編曲も演奏するようになりました。

私見であるが、編曲には「演奏者の技量に合わせる」ってのがあって、アマチュアにはそれが不可欠ですよね。カラオケでキーを上下させるのだってその類です。編曲どころか、オリジナル曲を作るのだって、演奏者に合わせるのありですし。

(バイエル程度しか演奏できないのに、「どうしてもショパンのワルツが弾きたい」と言われたら音をまびいた編曲するだろうし、ハ長調しか弾けない人に、何か曲を作って欲しいと言われればそういう曲を作るとかさ。)

そして、最近の某音楽ジャンルは、それでなりたってるところあるから、私は嫌いだ・・・てのは別の話でございまして、アレンジャーの力の見せどころは「演奏者の魅力を存分に引き出す」ことにあるんじゃなかろうか。

このコンサートで演奏される曲に、最近「この道(山田耕筰)」が加わり、その編曲は鳴海氏によるものである。

演奏は変わりゆくものであり、演奏者自身の有り様も変わりゆくのは当たり前なれど、演奏者の「音」が持つ魅力は固有のものであり、それゆえに私はこのコンサートに通い続けそして、私が感じている彼らの魅力を、存分に味わうことのできる編曲が「この道」だった。

(長山氏の編曲は言わずもがな。)

「だからこの編曲好きなんです」・・・と、いつか言えればいいと思いつつ、いつもいつも怪しげな会話で終わってしまうのはなぜだ?

次はプロの話。

国立音大は「国立(くにたち)」を大学名に冠し、そもそもは国立市にあったらしいが、とにかく今、大学は立川市にある。つまりは地元ですな。音大が今年創立90周年(だったか?)を迎えたこともあり、かつ(多分)、オーボエの裕さんが教鞭をとっておられることもあり、音大の学生と、モーツァルトの室内楽を共演するプログラムが組まれていた。

一応学生さんなので、名前は省略するが、ホルン、オーボエ、クラリネット、フルート。

ホルン五重奏曲の時に、松田さんの席がおかしいと思い、いやおかしくないでしょ、この曲はヴィオラ2本編成ですからっ!いつもこうやって、おバカな勘違いするのはなぜだ?松田さんの母校ではヴァイオリン専攻は、全員ヴィオラも演奏できるのだ。(某2nd首席様に教えていただいた。)

プロがプロとして演奏する以上は、ヴィオラ「も」弾けるではなく、ヴィオリストとして編成に加わっておられますので、ガチであります。

そして、今宵演奏された4曲、すべてにヴィオラとチェロが編成されておりましたので、坂口さんと山内さんは出ずっぱり・・・コンクールの共演者と同じですよね。お二人ともキャリアは長いので、演奏したことは何回もあるでしょうし、プロとは「楽譜を見れば感覚が戻る」そうだけど、それにしてもやはり大したものである。

主賓に迎合することなく、しかし、主賓のために書かれた曲であることを、聴衆に感じさせなければならないのが、こういう場でのスタンスだと思うのだ。

・・・てなことは、ご本人を目の前にしてはとても言えることではないので、「出ずっぱりも凄いですよね」などと、超・ど素人のようなことを言ってごまかすのだった。これが某御方であれば、もっとあれこれと聞けるんだけどさ~。
そこんとこジレンマである。

最後が挑戦。

このコンサートは、最後にピアノ五重奏曲が組まれる。最初の頃は全曲演奏だったけれど、大人の事情(爆)?もあり、抜粋となった。シューマン、ブラームス、ドヴォルザークを演奏していたけれど、この夏カプースチンに挑戦してみました(・・・演奏者談)。

ほとんどジャズ。この曲に合わせて手拍子しなさいと言われたら、迷うことなく裏拍で打つ。そしてかなりの超絶技巧を要求される曲と見たぞ。

まだまだ掘り下げが必要な演奏であったことは否めないけれど、挑戦の気持ちは伝わってき来た。またいつの日か、音楽ホールで彼らが演奏会をすることがあるならば、前半後半と全く違う雰囲気のコンサートができるだろうと思った次第。

(立川市民会館 1階8列)

« 演奏会のお知らせ | トップページ | ストラディヴァリウス コンサート 2016(9/13) »

音楽・ドイツ語」カテゴリの記事

コメント

興味深く読ませて頂きました。
年月が経つと、メンバーは同じでもそれぞれの立場も環境も変化しますから、それなりに演奏も変化するのは自然の事だと思います。
最近はその過程を耳にする事がなかなか出来ないので、ブログを読ませていただきながらもう一つ実感できない事がもどかしく感じます。
でもこうやって時々ブログでご紹介頂れば、その雰囲気に触れる事が出来るのでうれしいです。

☆angela さん

ネーメ・ヤルヴィはたくさんの録音をしていますが、サイン会に古いCDを持って行ったら「今度はどこそこで録音するからそれを買って」と言わたと、楽屋口の顔見知りに聞いたことがあります。

演奏は変わるものだから、録音を嫌う演奏家もたくさんいますし、若い頃に出したCDはご自身で「嫌い」と仰る人もいますよね。

「街の歌」と「浜辺の歌」は、今だ演奏を続けていますが、ベートーヴェンはともかくとして、最近の「浜辺の歌」を聴くと、坂口さんの変化を感じます。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/2003008/67627728

この記事へのトラックバック一覧です: NHK カジュアルクラシックコンサート@立川(9/9):

« 演奏会のお知らせ | トップページ | ストラディヴァリウス コンサート 2016(9/13) »

ブログパーツ

  • by 無料ブログパーツ製作所
    [PR]