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2016年7月 4日 (月)

Music Tomorrow 2016(6/28)

数少ないN響「ゲンオン」の演奏会。N響のみならず、ゲンオンを聴くことは、私にとってはとりとめもない思索の時間であり、曲そのものにインスパイアはされることあり、その時に頭の中にあるものに大きく影響されることもある。心のリフレッシュとも言えるかな。

まずはお品書きを書こう。

指揮、下野竜也氏、トランペット、セルゲイ・ナカリャコフ氏、演奏、NHK交響楽団。

権代敦彦/オーケストラのための“Vice Versa”─逆も真なり─(2015)[第64回尾高賞受賞作品]

大胡 恵/「何を育てているの?」「白いヒヤシンス」(2016)[NHK交響楽団委嘱作品・世界初演]

エイノ・タンベルク/トランペット協奏曲 第1番 作品42(1972)

北爪道夫/地の風景(2000)[第49回尾高賞受賞作品]

協奏曲に関しては、どことなく現代音楽風ではあったが、数年前に聴いたマイルス・デイヴィスも真っ青な曲とは違って、まぁ、普通に定期の演目にのせてもやれるのでは?と感じた。今宵のホールはオペラシティで、響きもよろしいのではあるが、それししても何とまぁ光り輝くようなソリストの音だった。 弦の上で転がるような音。クラシック系を演奏するときに、よく聴く音質だな。

その弦であるが、何せ席が席であったので(管は全く見えませ~ん・・・という席)、当然と言えば当然だろうが、実に久々にN響の重厚な音を聴いた気がする。

協奏曲以外の3作品、打楽器はかなり効果的な使われ方をしていたけれど、管と弦のバランスは、弦に重きがおかれていたような気がする。そして、よくありがちな高弦のひきつれたような音のリフレインのようなものはなく、中低弦の重さを感じさせる(洋楽風に言えばフューチャーですな)流れに、ぞくぞくするのだった。

(・・・なんてことを申し上げても、少しはニコニコしながら「ホールもいいしね」と、さらっと流してしまう御方ではあるが、今年はまぁ満足そうでおられたのでよしとしよう。)

しかしその一方で、頭の中はマルチに動いている部分もありまして。

プログラムには尾高賞選考委員の選評みたいなものが記載されていて、外山氏と尾高氏が細川俊夫氏の「嵐のあとに」に関して述べられていた。一瞬ど忘れしていたのだがすぐに思い出した。

この定期 。世界初演。ヘッセの詩も勉強していき、相当な覚悟で臨んでいたけれど、やはりトラウマからはのがれられないと、思ったあのとき。この曲を振った、私が世界中で最も愛する芸術家は、静養のためということで、この夏の音楽祭を降板されてしまったのだが、そんなことまで考え出すと、あれやこれやと、いつもながらに漫画の吹き出しのごとく、ピワンポワンと心の中の声が、私の回りに飛び始める。

そうなったら、聴く側としては大成功・・・そのポワンポワンがヴァーチャルな空間で消えていくことで、この演奏会を楽しめたんだなぁ。

(オペラシティ 1階3列21番)

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