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2016年3月 9日 (水)

都響 「作曲家の肖像」シリーズ vol.106 〈日本〉 (最終回)(3/5)

(こんなにサボるつもりはなかったのですがショスタコの14番を聴いてからと思い遅くなりました。)

指揮、大野和士氏、ソプラノ、幸田浩子氏、バリトン、宮本益光氏、演奏、東京都交響楽団。

大野さんであれば例え芸劇であっても聴きに行く私。しかし世界のマエストロ大野が振るといえども、武満が組まれていようとも、邦人作品は人気がないのだと、空席の目立つホールを眺めながら思った。

「冬(武満徹)」。打楽器に面白い構成があったので(おりんが使用されている)、2階サイドあたりで聴くのがベストだったのかも知れないが、私が苦手としてる側の武満的雰囲気で、少々辛かった。

プログラムによると、札幌オリンピック時にIOCが委嘱した曲だった。初演はパリでなされたし、祝典的なイメージは全くないので、あの頃はそれを開催中に何かに使用するとか、そういう意味合いはなかったのだろうが、オリンピックはすでに巨大エンターテイメントと化し、ならばこの曲を以て演出することも可能であろう。だからなんだ?ではあるが。

「遊楽(柴田南雄)」。一種のシアター・ピースであろうか。だとすればもっと空間を使って欲しかったような気もするが、(失礼な言い方だが)作品として中途半端感があり、動きが出てきたときに、ホールの空気がそれほど変わらなかったのが惜しかった。

(終演後にコンマス様に、お話を聞くことができたけれど、あれはあれでなかなか楽しい面もあり、ハードな面もあるとのことだった。客席内のバンダとは全く違う「動く所作」って大変なのかも知れない。)

「交響曲 第9番 『ソプラノ、バリトン、オーケストラのための』(池辺晋一郎)」。開演前にプレトークがあり、池辺氏と大野さんが、この曲について解説された。作曲家にとって、交響曲の「5」と「9」を書くことは相当高いハードルがあるそうだ・・・ベートーヴェンの後に生まれてしまえばそうなるのかも知れん。池辺氏が「9」を書くことになった時に、歌曲集のようなかたちにしようと考えたのは、様々な経緯があるのだが、まず、

「果たしてそれは交響曲だろうか?でもショスタコ14番があるでなないか。」
と考えたと言う・・・ということで、今、タコ14を聴きながら書いているのですが。

私の結論。双方ともに、交響曲というジャンルにおくにはやはり異端だと思う。それでも敢えて「交響曲」として世に送り出した作曲家の思いは、ちと理解できない・・・という、いささか情けない感想となった。

クラシック音楽において、パートに主従関係はないと考えている。補う存在であったとしても上下関係はない。とは申せ、人間の声とは偉大なもので、主役をさらう。そして、私の席からは美しいディクションによる歌唱がはっきりと聞き取れたため、歌詞の内容に意識が引っ張られてしまった。難しいのぉ。

交響曲として銘打たれてなければ、長田弘氏の詩の中に入り込んで、私なりに思索することもできたのだが、ウムム・・・惜しかった。

とまぁ、いささか消化不良気味ではあったのだが、実は終演後にサポーターズ・パーティがあり、ささやかなサポーターである私も、参加させてもらった。マエストロ、もちろんご臨席。

次の演奏会について熱く語るマエストロや、飾ることなく、都響の演奏や演奏家としてのご自分のことを話す団員のみなさま、私たちの問いかけに快く答えて下さる事務局のみなさま、そのすべてに感動いたしました。

ありがとうございました。これからも応援します。

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