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2015年12月10日 (木)

旅するヴァイオリン vol.54 ~ヴァイオリンの花束 ~ (12/9)

アメリカ山公園のイルミネーションも始まり、気ぜわしい心に安らぎを与えてくれる。頑張って働いているからこその喜びってか。

ヴァイオリン、白井篤氏、ピアノ、海野春絵氏。

「ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ 第4番 ニ長調(ヘンデル)」。ヘンデルはバッハに比べて世俗的というか、「クラシック100曲」みたいなオムニバスに収録される曲が多かったりする。でもだからそれがどうよ?ではなく、つまりはみんなに愛される曲を作る人だったってことじゃないですかね?私の思う正調バロック!てな感じはなくて、かといってその少し後のモーツァルトのような、零れるようなキラキラ感までは到達していない。通奏低音によって、大きく変わる曲なのだろうと思った。・・・元々が、そういう曲でありますれば。

「シャコンヌ(ヴィターリ)」。この曲とクライスラーの「プニャーニの~」を混同していたのはなぜかと申しますと、マロカンで大見得きった伝田さんのクライスラーの後に、ヴィターリの合奏を聴いていたからであります。しかしながら、白井さんの圧巻なる演奏を聴きながら、誰かのソロが頭の中にひっかかっていたのには(比べているわけではない)、理由があるはずだ。帰宅して調べてみた。

千住真理子さんだった。千住さんが「心から惚れ込んでいる(ご本人談)」デュランティで演奏されたヴィターリ。楽器が「鳴る」という感覚を初めて知ったのが、千住さんのヴィターリだったのだ。千住真理子さんとデュランティ、そして白井さんには、たくさんの幸せを頂いているけれど、それはまた別の話。

「美しきロスマリン」「愛の悲しみ」「愛の喜び」(クライスラー)。クライスラー三部作とも呼ばれるこの曲はワルツ、つまりは三拍子ですが、どちらかと言えばレントラーで、ゆるやかに拍が刻まれる。ほら、ウィンナ・ワルツだと「チャッチャッ」が独特でしょ?

白井さんの優雅な演奏を聴いていると、クライスラーが目の前で演奏しているとしか思えず(だって似ておられるんですから)、踊るような気分になっていくと同時に、映画「サウンド・オブ・ミュージック」で、トラップ大佐とマリアがレントラーを踊るシーンが思い出されるのだった。ね?だからあれはオーストリア(南ドイツ圏)のお話なのさ。

(余談。ですから私はドレミの歌にいささかの違和感を覚える。歌いやすい歌詞だし、拘る必要は全くないのだけれど、ドーナツはアメリカの典型的なお菓子でありまして、トラップ家の子供たちには理解不能じゃん?なんてことを言えば、原語の Tea, a drink with jam and bread. だってすんごくイギリスっぽいしねぇ?だからいらぬ知識を振り回してはいかんのであるが、一つだけ問題はある。移動ドで歌えない私は、ハ長調以外で「ドレミの歌」を歌うのが苦痛。例えばニ長調になっていたとすれば「ド~はドーナツのド(じゃない~レだよ~)」・・・あぁ、不器用な我が身が恨めしい~。)

「G線上のアリア(バッハ)」。バッハだって「100曲CD」にたくさん入るだろうし、この曲は代表格でもありますが、ヘンデルに比べて「きちんとした時に」登場する曲が多いかも知れません。ちょっと待て。それでは「マカベウスのユダ」の得賞歌はどうなんだ、あれだって表彰式だろうが。・・・でもさ、あの曲の扱いは日本では軽いでしょ?ま、それはともかく、ヴァイオリン1本で奏でられるアリアは、いささか無骨なイメージありますね。本来は弦楽合奏のための曲だし。

「きよしこの夜(グルーバー/シュニトケ編)」。youtube にございますので、ご興味のあるかたは検索してみて下さいませ。白井さんは「お遊び的」と解説してくださったけれど、「気持ち悪い」「怖い」という感想が、ネットのそこここにある。「クリスマス・キャロル(ディケンズ)」の未来は、音のない暗闇から始まると思ったけれど、この曲が重なってもいいかも知れないねぇ。

「空騒ぎ(コルンゴルト)」。リサイタルにもあげておられるので、何回か聴いておりますが。いつも楽しそうに演奏されますね。

アンコールは「ミッドナイト・ベル(ホイベルガー/クライスラー編)」。白井さんのウィーンへの想いがたっぷりとこめられている演奏でございました。

「旅するヴァイオリン」の会場である横浜市イギリス館は、年明けから3月まで、三ヶ月の改修工事に入るため、このコンサートも三ヶ月お休みをいただくことになりました。次回は4月の開催となります。

最後は宣伝係からのお知らせでした。

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