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2015年10月17日 (土)

都響 第796回 定期演奏会Bシリーズ(10/16)

Aシリーズを聴きに行ったネット友が「SRCの公演に都響が登場したような」と言っていたけれど、これほど当を得た表現はないだろう。素晴らしい。そのひと言につきる。

指揮:ペーター・ダイクストラ(スウェーデン放送合唱団首席指揮者)
ソプラノ:クリスティーナ・ハンソン
アルト:クリスティーナ・ハマーストレム
テノール:コニー・ティマンダー
バス:ヨアン・シンクラー
合唱:スウェーデン放送合唱団

(都響サイトより)

「ルクス・エテルナ(リゲティ)」。映画「2001年宇宙の旅」で使われていることで有名な曲でもある。とんでもない話になるのだが、我が家の家電製品は不調になって「買い替えますかね?」という話になると復調することが多くて、もしかして、こやつたちには意志があるのかと思ったりする。だとすれば反乱など起こされたら困るので、私のことを「チャンドラ博士」と呼ばせよう・・・なんてことを、つい数日前に考えていたのだ。

その思考の流れの中で聴いたこの曲は、使われていない場面なのに、なぜかボーマンが孤独に食事をしている、モノトーンの部屋が見えるような気がして、そのついでに、大野さんの「ツァラトゥストゥラ」を思い出したりして。

究極の透明さの中に宇宙があったと思う。

「地には平和を(シェーンベルク)」。かつての私は吹奏楽も合唱もコンクールを目指していた時期があった。練習に時間を費やし、色々と研究もしたのだが、ある時、コンクールにおける演奏を完全否定する指導者に教えを受けることになって、それはかなり反発したものだった。しかし、その世界から離れてだいぶたち、あの指導者の言わんとすることが、何となくわかる気もするのだ。

ある団体のカラーは、そうそう変わるものではなく、それが常にトップに君臨するのならば、評価する場がそれを「正しきもの」と見なしているのではないか。故に、時にそこには「模倣めいたもの」が「伝統」として存在するのではないか。

SRCの演奏は、そんなことを全く感じさせない。プロなのだから当たり前だろうと言われればそうであろうが、「曲の素晴らしさを客観的に表現すること」は、なかなかできるものではないと思うのだ。必要以上に感情をこめることなく、かといって、無機質になることもなく。

「レクイエム(モーツァルト)」。言葉は必要ない。淡々とした演奏のように見えながら、レクイエムを演奏していることが、はっきりと伝わってくる。

アンコールの「アヴェ・ヴェルム・コルプス」もそうなのだが、日本ではかなり愛されている曲であるので、感情がほとばしるような演奏を、何度も聴いている。そのすべてを否定はしないが、愛唱歌のように歌われるのもどうかと思うし、大安売りされるのも嫌だ。

またいつか歌い始めたら、モツレクを歌いたいと思っていたこともあるけれど、今はどうだろう。何かあったわけではないんだけれど、人生の集大成みたいなものはやりたくない気がするんだな。

楽器を演奏することに比べて、声で演奏することは、感情に大きく左右されることが大きいと思う。感情が不必要とは思わないが、まず曲ありき。それゆえに素晴らしいもの。

心豊かな思いで終演を迎えたのだった。

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