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2015年10月20日 (火)

サントリーホール スペシャルステージ2015 チョン・ミョンフン(10/19)

『~日韓国交正常化50周年記念~ オーケストラ公演Ⅰ「チョン・ミョンフン&ソウル・フィル」』と続く。

指揮、チョン・ミョンフン氏、ヴァイオリン、スヴェトリン・ルセヴ氏、チェロ、ソン・ヨンフン氏。

(ルセヴの表記はプログラムに拠る。ルセフと表記することもあり。)

現役のヴァイオリニストで他の人の追随を許さないほどに好きな人は二人。その一人が今宵のソリスト。マエストロもかなり好きなほうなので、浮き浮きとお出かけである。

(因みに、もうもう一人はもちろん白井さんで、鬼籍に入った方を入れれば、もうハイフェッツの右にでる人はおりませぬ。理屈ではないので悪しからず。)

「ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲(ブラームス)」。簡潔に表現するならば、ドラマチックな曲。私はそう捉えている。かといって、好きか嫌いかと問われれば、どちらでもない。そんな曲であるので、久々のルセヴの音を、心ゆくまで鑑賞しようと思った。

やっぱりそうだ。私の大好きな音がここにある。ステージに立つ様も絵になる。もうそれなりの演奏家であるので、いまさらだけれど、彼のステージでの立ち居振る舞いは、眺めていてとても気持ちのよいものだ。

マエストロの信望篤く、乞われて客演首席となっているオケとの呼吸は言わずもがな、チェリストをサポートする側になったときの音も素晴らしかった。

「交響曲 第4番(ブラームス)」。コンマス、ルセヴになりました~。

私はこの曲が苦手である。嫌いではない。この曲は、私の心のダークな部分を引きずり出すというか、深い闇の中に突き落とされるというか、かなりの心の準備をしていかないと、混乱と疲弊をもたらすんである。それを防ぐためには、クライバーあたりで予習をしていく必要があるのだが、仕事に忙殺されてできんかった。

ということで、かなり緊張して迎えた後半だったのだが、冒頭でいきなり混乱。別の意味で。

ドッペルでルゼヴにばかり意識が向いていたので、オケの音は流れてしまったいたらしい。

「イケドンオケ???」

厚い。とにかく弦が分厚い。管がかき消されそうなほどの音。しかしそれに負けない管。あまり使いたくない言葉だが「度肝をぬかれた」である。

惜しいかな、そのイケドンさゆえに、いささか粗かった面もあるが、ひところに比べて「静的」になったマエストロの、内なる「熱さ」に十分に応えた演奏だったと思う。

それでも、聴いていている自分が、心の流れの螺旋階段に落ちる感覚はあった。要因ははっきりしているし、思考もそこに堂々巡りをしていたので、混乱はしなかったけれど、最後に行きつく先は一つしかない。

演奏に惚れて、音楽に惚れて、その場が桃源郷に思える人は、この世にただ一人しかいない。「良い演奏」「悪い演奏」ではない。その御方の音楽に身をゆだねることが、すべての幸いとなるということ。

あと十日で帰国されるその御方を待つ自分がいる。

演奏後の拍手をしながら、そんなことを考えていたら、アンコールでぶっ飛んだ。

「ハンガリー舞曲 第1番(ブラームス)」。こんな音は、ネイティヴにしか出せないんじゃないの?信じられない!

また聴く機会があればいいかも>ソウル・フィル


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