銀座ぶらっとコンサート #98 お昼の名曲サロン vol.13(6/11)
「僕らのビッグな(?!)シンフォニー」・・・とのサブタイトルでオール・ベートーヴェン。
ヴァイオリン:長原幸太・白井篤
ヴィオラ:鈴木康浩・佐々木亮
チェロ:中木健二
コントラバス:山崎実
(敬称略)
「ヴィオラとチェロのための二重奏曲 『2つのオブリガート眼鏡付き』より 第1楽章」。海野さんの演奏で何回か聴いているけれど、なにせ弦楽器の演奏技術皆無なのでして、どこがなにが「眼鏡かけて譜面を確認しないとならないほど難しい」のかわかるはずもなし。
鋭いほどのキレで、せまってくる康様、カッコイイ~。読響は「いけどんオケ」などと言われることもあり、もちろんそれはいい意味でみんなが使ってる。読響はあまり聴く機会がないけれど、大野さんとアルプスを登った時には、まさにその通りと思い、ふむ、康様のこの安定度抜群のノリ加減あればこその読響中弦と思った次第。
「弦楽四重奏曲 第13番 第5楽章『カヴァティーナ』」。できればファーストは白井さんで聴きたいと思っていたら、神はこの世にいるものでありまして。中木さんの音を聴きながら、別の人の演奏も思い、そして7月に思いをはせて、少し心の底に何かをよどませながら、でも、さすがの呼吸ですか。
「交響曲 第7番(室内楽版)」。好きな交響曲ベスト5にランクインするので、そりゃ聴いた回数知れず。だから、最初のうちは、管がないと少しさみしいかしら・・・なんて感じてたりして。それが第3楽章ぐらいになると、うへっ!とんでもないことがっ!
いわゆる「ツボ」ってやつですね。ヒヒヒ…と笑い出したくなるのだった。MAROオケ・MAROカンの皆様ですので、当然エンターティナーでもありますが、編曲がまぁ凄くてね。これでもかこれでもかと、ベートーヴェンらしさと、弦楽の素晴らしさを、引き出していました。
そもそも、ベートーヴェンが弦楽版を書いたんだろうか?この版の初演は、どんな感じだったんだろうか?沸々と興味がわいてきて、そうだ、終演後に聞いてみよう・・・と思ったのに、それをニコニコと教えてくださる御方は、よんどころない事情にて、もうお帰りになってしまっておりました。
そこんとこ、残念ではありましたが、とにもかくにも、素晴らしい午後であったのです。
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