東京春祭マラソン・コンサート vol.5 第Ⅴ部(4/5)
《古典派》〜楽都ウィーンの音楽家たち
〜音楽興行師ザロモン(没後200年)と作曲家
-ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン
という内容の五部構成のコンサート。詳細はここ 。
仕事を休めず、第Ⅴ部しか聴けなかったけれど、そもそも、演奏者でポチリしてしまったわけでもあり、そして、その意味において、何も言うことなどなかった。
プログラムをざっと眺めただけでは、興味がわかなかったか、毎回1時間では聴衆的コスパがよろしくないと思われたか、空席が目立ち、もったいないなぁ~と思うと同時に、いっそのこと私以外の聴衆がいなければ、それはそれで幸せだったかも知れないと、とんでもないことを考えた。
「ジュピター」、かっこよすぎました。
「来週の目玉商品は何だっけ?」と聞かれて、「えっ!まだ販促見てないし、決定稿も出てないよ?」などという会話が、私の職場では繰り返されている。しかもその時に、自分がその商品を担当しているかもわからないことすらある。
なのに、毎回のごとく、
「今度の○○は(と言って三ヶ月近くも後の演奏会の話をする)、乗りですかぁ~?」などと聞いているってのもどうなんです?
「え???それっていつ???」と聞き返されても、いたしかたないではないか。
そんなお方が、珍しくも(←何と失礼なっ!)、「あ、『ジュピター』?」と答えてくれたのは、それだけの意味があったのだろうと、勝手に思うことにした。
でもさ。
「ワルキューレ」といい、「ジュピター」といい、だったら教えてくれればいいのに~。極上純米酒、ご用意させていただきましたものを(笑)。
ポチリ原因の、いま一人のお方は「ロンドン」で、実に楽しそうに演奏なさっておりまして、そもそもがハイドンはメンデルスゾーン以上に、幸せそうな人に思えるしね。むかしむかしの「♪楽しいロンドン 愉快なロンドン♪」ではないですが(爆)、いやほんと、心躍るような演奏でしたわ。
小宮正安氏の解説もわかりやすく、そして、マイクによくのる、素敵な声でして、今月の都響定期の解説も小宮氏が書いているのですが、それを読みながら、その声を思い出しております。
完走できなかったことが悔やまれてならないけれど、仕事あってこその、演奏会三昧の日々なのだから、文句は言わないんだ。
そうそう、演奏とは関係ないけれど、とても嬉しいことがあった。
ロビーで演奏会のお仲間に会って、ワーグナーの某セクションの話をしたら、「まぁ!良かったわね!」と、我がことのように喜んでくれましたんです。
ご本人は
nur um
などと言って、笑っておりましたが、私はフォト・ジャーナルなどを眺めて、いまだに喜んでおるのです。
(東京文化会館小ホール A列24番)
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