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2014年11月21日 (金)

秋の夜長の♪みなとみらいクラシック・クルーズ(11/20)

「ハマのJACK室内楽コンサート『シューマン』」は、みなみらクラクル初めての(?)ソワレ。

以下、敬称略にて。

「幻想小曲集」(村松龍・横手梓)。とても有名な曲で、別の人の演奏でも聴いたことがある。解説を書いた横手さんは「二面性」が垣間見える作品と記しておられた。

シューマンを語るとき、その不幸な晩年を避けて通ることはできず、そして演奏家さんや研究者の立場にあると、納得いかない和声であるとか、音符の流れ、或いはありえないと感じられる演奏技術などが、すべてそこに帰結するようになってる感があるのだが、果たしてそれでいいのか?

ゲンオンにあっては「ありえねー」の連続だろうけれど、それを作曲者の精神状態と結びつけたりはしないでしょ?・・・何てことを、ふと考えた。

「アダージョとアレグロ」(海野幹雄・海野春絵)。海野さんは、シューマンがお好きであるし、この曲はCDにも入れている。ほぼ自家薬籠中と言えるだろう。とすると、なおのこと、この曲がホルンで演奏される時の、キラキラさを思い浮かべてしまうのだった。5月に今井さんの演奏を聴いてるしね。

「ヴァイオリン・ソナタ 第1番(白井篤・横手梓)。イギリス館で白井さんの演奏を何回か聴いているし、もちろん、この曲の解説も聞いていますが、何だか、今夜の演奏には鬼気迫るものが感じられた。多分、本当に多分ですが、横手さんのピアノが少し素直すぎて、冒頭に流れる、不安に充ち満ちたあのメロディーが平板になりそうで、それを、白井さんがリードなさっていたのだと思う。

はっきり言って、かなり怖かった。電車の中で宮部みゆきを読んでいたりしたからかも知れない。執拗にリフレインされるフレーズに、酸欠気味で・・・それって、演奏としては大成功じゃないの?いや待て、聴衆は私一人じゃないよ。そして、その不安な心をあざ笑うかのような2楽章で、心が溶けてしまうのだった。

つくづく思いましたよ・・・白井さんの演奏を聴かない人生なんて、ありえない。

「ピアノ四重奏曲(白井篤・海野幹雄・村松龍・桑生美千佳)。ピアノ・クィンテットと、どことなく同じ雰囲気漂う曲。初演ではクララががピアノを演奏したそうで、聴いていたロベルトは幸せそうな表情をしていたのだろうか。第4楽章の明るいフィナーレは、心すがすがしくなるけれど、見せ場は第3楽章のアンダンテ・カンタービレにある。

チェロ~ヴァイオリン~ヴィオラと渡っていく甘美な旋律は、はっきり言ってヴィオラの一人勝ちであり、村松氏、素晴らしかった!

(そして、今回やっと目撃した、第3楽章のチェロ。後半にスコルダトゥーラが必要な部分があって、そこをどうするのかは、まぁ、演奏者の事情らしい。調弦しなさい・・・と言わんばかりの、かなり長いお休みが、その前にあるんですけれど、ギコギコと音がするから、あまりやらない人が多いようです・・・そう、つまりはそのまんまかな?今宵の海野さんは、さりげなくキコキコとやって、さりげなくチューニングしていましたね、それで4楽章の冒頭に戻すのかと思ってたら、これまた演奏中にさりげなくお戻しで。)

クインテットも初演ではクララが演奏したのですが、どれだけ素晴らしいピアニストであったのかが、よくわかります。

そのクララに「墓場まで持って行きたい」と言わしめたブラームス・・・白井さんのブラームスが聴きたいと思いながら、雨模様の帰路につきました。

(みなとみらい小ホール 1列15番)

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