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2014年7月 1日 (火)

大野和士 指揮 フランス国立リヨン歌劇場管弦楽団(6/30)

今年の半分が終わったその日に、今年の第1位がやってきた。12月には3回聴く予定だけれど、でも、文句のつけようなどないのだから。

指揮、大野和士氏、演奏、フランス国立リヨン歌劇場管弦楽団、合唱、フランス国立リヨン歌劇場合唱団。

「『バッカスとアリアーヌ』組曲 第2番(ルーセル)」。初めて聴く曲だった。大野さんが久しぶりに燕尾服を着てたり、スコアを見てたりと、いつもと違うことが起こっているようで、いきなりドキドキしちゃいましたが、やはりその背中は、大野さんの音楽を語るのだった。

精緻に刻む右手があればこその、左手のアン・ドォオール。終幕のバッカナールへと上り詰めるその音楽は、まさにバッカスの世界。

いきなり酔ってしまい候。

「ラ・ヴァルス(ラヴェル)」。大野さんの「ラ・ヴァルス」は、実は一度しか聴いたことがない。2009年の京響定期 。あの時、オケは少しだけ大野さんの舞いに(文字通り舞いまする)、ついていけなくて、モタモタしてしまったけれど(でも、その後に見事に変貌した)、でも、私は大野さんの音楽を受け取ることができたし、この曲が十八番の一つなんだろうと感じた。

そして、それ以来の「ラ・ヴァルス」は、そんな私の思いを、全く裏切らないのだった。生涯二度と、こんな演奏にはお目にかかれないのではないか、そんなことを考えてしまうほどに、圧巻。

こんな私でも、最近は「オケの色」が少しはわかる気がして、そう、リヨンはやはりフランスのオケであり、でも、それ以上に「リヨンはリヨン」なのだった。オケの持てる力を最大限に引き出すことが、大野さんの考える指揮者の役割であり、それをなしえたならば、オケの最高パフォーマンスがあり、とりもなおさず、そこに大野さん音楽があるのだ。

本当に、何と素敵な演奏だっただろうか!手風琴を回すような、うねるような、翻るような、そんな音が出せるオケって!ボロボロと泣けてくるのだった。優雅さがグロテスクに変化するような曲は、軽妙洒脱なる演奏によって、天上の音楽になるのでありました。

「バレエ音楽『ダフニスとクロエ』(全曲)(ラヴェル)」。オケのチューニングが終わってから合唱団が登場したのにはびっくりしました~。・・・いぇ、びっくりしたのはそんなことだけではありませぬ。

座付き合唱団とはかくも凄いものでありましたか。大野さんが今回の来日公演について、ラジオかな、話をされたときに「世界最高レベルの合唱団を楽しんでください」と仰って、その通りでした。全曲を通して歌ってるわけじゃないけれど、ヴォカリーズの輪の中で、オケの演奏を聴いているような感覚になった。

しかし、そんなフワフワ感は、大野さんの背中にはない。スコアは見ておられましたが、極限まで読み込んでおられますから、ともすれば、モヤモヤとなりがちな部分も、しっかりと捌いておられました・・・オケはかなりタイトな演奏を要求されていたと感じたけれど、見事。

アンコールは「シチリアーノ」と「ファランドール」。

演奏もさることながら、夢に出てきそうな大野さんの指揮でありましたが、演奏後のオケの「足踏みならし~の」が凄かったです。それも美しき女性たちがするのですから、いや、なかなか。

一般参賀は2回でしたか。とても満足げな、充実した表情の大野さんでしたが、楽屋口で
「お待たせしました~」と言いながらお出ましでございまして、すっかり浮かれ女と化したのでありました。

次は「ホフマン物語」。

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