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2014年4月19日 (土)

N響Cプロ(4/19)

N響の「最も心に残ったコンサート&ソリスト」は、「シーズン」ではなくて「その年」。だから、今日の定期は2014年になるんだけれど、9月にブロムシュテット翁のオール・モーツァルト&チャイ子があるので、ベスト3はすでに決まった感もある。

(昨年もオール・ブラームスでトップ3独占ですしね>翁)

でも、私は今日の定期をせめてベスト3の一角に推したい。

指揮、ネーメ・ヤルヴィ氏による、オール北欧プログラム。

「『ペール・ギュント』 第1組曲(グリーグ)」。とても軽やかに始まった。テンポが少し速いような気もしたけれど、それは決して朝の雰囲気を醸し出すためのものではなく、この組曲を一つの大きな曲と見立てたとき、実に効果的な始まりだったのではなかろうか。目の前が鮮やかに開けた…と思った途端に、「死」がその心ざわつかせ、踊り手が手招きする魔窟は主人公を奈落の底に突き落とす。

メリハリ。それは音楽においても大切なことなのですね。

「交響曲 第2番(スヴェンセン)」。イギリス館に通っているおかげで、スヴェンセンという作曲家は知っている。有名な「ロマンス」は何度か白井さんが演奏して下さった。そして、この交響曲2番を聴いたグリーグが、自分の交響曲に「演奏不可」と記したという話も聞いていましたんですが。

グリーグがショックを受けた原因として、この曲が非常に民族色に満ちていることがあげられている。北欧の作曲家には、「歴史という現実」があり、否が応でも「祖国」を意識せざるを得なかったと思うけれど、グリーグが、この交響曲の中に何を見て、自己批判をしてしまったのかは、門外漢である私にはわからない。

だから、この曲を聴いて感じたのは「シューマンちっくに始まってシューベルトちっくに終わる」だった。随所に何となく民謡風な旋律は出てくるけれど、全体を通して実にメロディアスな曲で、私はハマりました。冒頭が「ライン」を彷彿とさせるのですが、つまりはそこで「つかみはオッケー」なのでした。

「交響曲 第2番(シベリウス)」。解説などもいらないほどに、有名な曲なのでありますが、ここでまたもや、パパ・ヤルヴィの術に嵌る…というか何というか。第1楽章の弦のざわめきが、それこそアッサリと流れていって、ふわぁ~ん・・・だからこそ、終楽章のあの有名なモチーフが活きると思ったわね。

ヤルヴィ・ファミリーは、みなさん、素敵な音楽を作ってくれる。パーヴォもしかり、クリスチャンもしかり。パーヴォはN響の次期首席指揮者だし、クリスチャンもしばしば来日している。パパも、また聴けるチャンスがあるといいな。

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コメント

スヴェンセンの曲のどこが民族的なのか日本人にはよく解りませんが、北欧人同士の共通の基盤の上では「あ、上手いなぁ」とグリーグは思ったのでしょうね。
 ともあれ、ペール・ギュントとスヴェンセンの交響曲で共通するパーツがたくさんあるのは面白い発見でした。きっとその辺りは民族的な共通項なのかなと。
 ペール・ギュントの「山の王の宮殿で」は、アクセントを強調したのが鮮やかでした。そこまでやっていいのかと(笑)

 シベリウスの交響曲は、終わってしまうのがもったいないようなクライマックスでした。
 考えてみると、シベリウスの時代だと、作曲家と私たちの時代はギリギリすれ違っているけれど、作曲家本人が存命中に直接接点のあった指揮者がまだ現役の人も居るってことですよね。遠いようで近いですね。

>からから!さん

昨日は楽しゅうございました。

「勝った」「負けた」の感覚には、ある意味民族の血が大きく関係するのかも知れないですね。それほど大仰でなくても、ヲタクグループ内で、「そう来たかぁ~」と唸ったりするのと同じような感じかも。

ゲヴァントハウスの初代指揮者がメンデルスゾーンだと知ったとき、なにやらいたく感激したのですけれど、「ついこの間まで生きていた作曲家」というも、ちょいとワクワク感がありますよね。

パパ・ヤルヴィは、素晴らしかったですね。派手に動くわけでもないのに、音楽はドラマのように変化していく。また来て欲しいなぁ。

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